Q23 対象者を現在の生活習慣から喫煙群と非喫煙群とに分け、喫煙に起因する将来の 脳血管障害の発生を明らかにする疫学研究法はどれか。
- 横断研究
- 記述的研究
- コホート研究
- 症例対照研究
- 無作為化比較試験
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「23 対象者を現在の生活習慣から喫煙群と非喫煙群とに分け、喫煙に起因する将来の 脳血管障害の発生を明らかにする疫学研究法はどれか。 」
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「Q23 対象者を現…」の解答
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更新日:
コメント解説
国試問題「第52回理学療法士国試【午前】問23 対象者を現在の生活習慣から喫煙群と非喫煙群とに分け、喫煙に起因する将来の 脳血管障害の発生を明らかにする疫学研究法はどれか。」について、1件のコメント解説
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コホート研究とは、縦断研究とも呼ばれ、特定の要因に曝露した集団Aと曝露していない集団Bを一定期間追跡し、研究対象となる疾病の罹患率や、症状の改善・悪化の有無などを比較することで、要因と疾病発生(症状の改善・悪化)の関連を調べる観察的研究の事を言います。
(経過を追うので縦断研究となります。)
問題文では、
要因=喫煙
疾病発生=脳血管障害
となっています。
「一定期間」については明記されていませんが、「将来の」という記述を見れば、コホート研究である事が理解できると思います。少なくとも横断研究という判断をする事はないはずです。
無作為化比較試験もコホート研究の一種とみなすこともできますが、複数の患者集団に、それぞれ異なる治療法(介入)をランダムに割り当てるという点で異なります。
問題文では、「無作為」という点に触れていない事や、「異なる介入」を行なってはいないため、コホート研究と判断する事ができます。
介入を行った上で、その差を比較する場合は、比較試験となります。