Q64 健常者の安静時呼吸について正しいのはどれか。
- 呼吸数は 25/分程度である。
- 呼気時の気道内圧は陽圧である。
- 呼気時の胸腔内圧は陽圧である。
- 呼気時に外肋間筋の収縮がみられる。
- 吸気時に胸鎖乳突筋の収縮がみられる。
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「64 健常者の安静時呼吸について正しいのはどれか。 」
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「Q64 健常者の安…」の解答
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コメント解説
国試問題「第52回作業療法士国試【午前】問64 健常者の安静時呼吸について正しいのはどれか。」について、2件のコメント解説
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安静時の健康な成人の平均的な呼吸数は、毎分12~20回(平均16回)です。
1回換気量(深さ)は450~500mlとなっています。
呼吸数が24回/分以上だと頻呼吸となり、12回/分以下だと徐呼吸となります。どちらも換気量は変わりません。
問題文①は、頻呼吸となるため間違いです。
胸腔内圧は常に陰圧となっていて、肺に対して外向きの力として作用します。
呼気時は、横隔膜が元の大きさに戻ろうとして弛緩し、胸腔の体積が縮小するので、胸腔内圧は上昇しますが、これは陰圧が弱まるのであり、陽圧になるわけではありません。
よって、問題文③の「陽圧」は間違いです。
外肋間筋には、肋骨を引き上げる作用があり、吸気に関与します。
努力呼吸の吸気時には胸鎖乳突筋が働きますが、正常安静呼吸では、吸気は主に横隔膜の収縮による収縮と、前述の外肋間筋が使用されます。
よって、問題文④、⑤ともに間違いとなります。(問題では、安静時呼吸についての質問であるため胸鎖乳突筋は間違いです。)
呼吸に関する細く情報
頻呼吸:呼吸数が24回/分以上|換気量は不変
徐呼吸:呼吸数が12回/分以下|換気量は不変
大呼吸:換気量が増加|呼吸数は不変
浅呼吸:換気量が減少|呼吸数は不変
過呼吸:呼吸数、換気量ともに増加
減呼吸:呼吸数、換気量ともに減少
※ 換気量:ここでは、呼吸1回あたりの換気量を指しています。
※ 1回換気量(深さ)は450~500ml