Q16 46歳の男性。前日夜に冷たい風に当たり、翌朝目が覚めると右顔面の腫れぼったさを感じた。昼食時に食事が口からこぼれることに気が付き、近くの神経内科を受診した。開眼安静時の顔面の状態を図に示す。 この患者で正常に保たれる運動はどれか。
- 額にしわを寄せる。
- 眉をひそめる。
- まぶたを閉じる。
- 奥歯を嚙む。
- 口唇を閉じ突き出す。
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「16 46歳の男性。前日夜に冷たい風に当たり、翌朝目が覚めると右顔面の腫れぼったさを感じた。昼食時に食事が口からこぼれることに気が付き、近くの神経内科を受診した。開眼安静時の顔面の状態を図に示す。 この患者で正常に保たれる運動はどれか。 」
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「Q16 46歳の男…」の解答
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「Q16 46歳の男性。前日夜に冷たい風に当たり、翌朝目が覚めると右顔面の腫れぼったさを感じた。昼食時に食事が口からこぼれることに気が付き、近くの神経内科を受診した。開眼安静時の顔面の状態を図に示す。 この患者で正常に保たれる運動はどれか。」こちらの国試問題(過去問)について、疑問はありませんか?
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コメント解説
国試問題「第52回理学療法士国試【午前】問16 46歳の男性。前日夜に冷たい風に当たり、翌朝目が覚めると右顔面の腫れぼったさを感じた。昼食時に食事が口からこぼれることに気が付き、近くの神経内科を受診した。開眼安静時の顔面の状態を図に示す。 この患者で正常に保たれる運動はどれか。」について、1件のコメント解説
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顔面神経麻痺は、いくつかの原因が挙げられますが、いずれの場合でも基本的には、顔面の片側のみに起こります。
ヒトの表情は、顔面神経の働きによって、笑顔や、閉眼、眉間の皺寄せ、口すぼめ(口笛を吹く時の状態)などの多彩な表情を作る事ができます。
この顔面神経が司る機能に障害が起こるため、顔面の片側全体に以下のような運動麻痺を起こります。
額にしわを寄せることができなくなります。
その他には、眼を完全に閉じることもできない。
口角が下がり、完全に口を閉じる事ができない。
訴えとして多いのは、片方の口角が下垂する事によって「飲水の際に口から水がこぼれる」、鏡を見た時の「左右の顔貌の違い」や、眼を閉じることができない事による「目の乾き」などがあります。
運動麻痺以外にも、同側の舌半分の味覚も司っているため味覚異常が出る場合もあります
問題にある「奥歯を噛む動き」は、咀嚼筋(咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋)の働きであり、三叉神経の第3枝である下顎神経によって支配されているため、顔面神経麻痺の影響は受けません。
顔面神経麻痺の原因として、最も多いのは、ベル麻痺とよばれる特発性のマヒ(原因不明)で、6割程度にものぼります。
次いで、ヘルペスウイルスによる神経炎です。そのほか、ハント症候群や、中耳炎による神経炎、耳下腺の悪性腫瘍なども原因となりえます。