Q74 創傷の治癒過程で炎症期に起こる現象はどれか。
- 創傷周囲の線維芽細胞が活性化する。
- 肉芽の形成が促進される。
- 滲出液が創に溜まる。
- 創の収縮が起こる。
- 上皮化が起こる。
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「74 創傷の治癒過程で炎症期に起こる現象はどれか。 」
の解答を確認できます。
「Q74 創傷の治癒…」の解答
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コメント解説
国試問題「第107回看護師国試【午前】問74 創傷の治癒過程で炎症期に起こる現象はどれか。」について、1件のコメント解説
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創傷の治癒過程では、まず損傷された部位からの出血が止まります。
次に傷のできた部位に炎症反応という初期の反応が起こります。
炎症期では、創部に浮腫が起こり赤くなります。熱を持ち痛みや痒みも起こります。
これは、グロースファクター(細胞成長因子)や血管作動性炎症物質(ヒスタミやブラジキニン、プロスタグランジンなど)が働くために血管内成分が組織に滲出するためです。
これが、選択肢にある「滲出液」です。
炎症期のあとに線維増殖期(肉芽形成)となり、表皮修復、血管新生、結合織の再生、創の収縮が起こります。
よって、正解は、選択肢3「滲出液が創に溜まる。」となります。それ以外は、炎症期のあとの繊維増殖期となります。