Q119 Aさんの下腹部痛についての説明で適切なのはどれか。
前提文
Aさん(17歳、高校生)。身長158cm、体重48kg。Aさんは最近、月経時に下腹部痛が繰り返し出現し、寝込むことが多くなった。心配した母親と一緒に、Aさんは産婦人科クリニックを受診し、医師から機能性月経困難症(functional dysmenorrhea)と診断された。既往歴に特記すべきことはない。
- プロスタグランディンの過剰産生によって起こる。
- 無排卵性の月経によって起こる。
- 卵巣内のうっ血によって起こる。
- 経血の流出によって起こる。
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「Q119 Aさんの…」の解答
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コメント解説
国試問題「第107回看護師国試【午前】問119 Aさんの下腹部痛についての説明で適切なのはどれか。」について、1件のコメント解説
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女性の月経痛に大きく関与しているのは”プロスタグランジン”という物質です。
ホルモンに似た物質で痛みの発生、免疫やアレルギー、睡眠にも関与することが知られています。
女性の生理の子宮の収縮、子宮への血流減少、子宮の神経を過敏にさせてしまうことで、生理痛として痛みを感じます。
なので答えは1番です。
また、プロスタグランジンは胃腸への動きにも影響し、便秘や下痢、腰痛や倦怠感などの原因にもなります。
出産時の陣痛もこの物質が影響し、生理痛の少ない人よりも生理痛が強い人は子宮内膜や経血に含まれるプロスタグランジンの量は多いと言われています。