Q72 膝関節半月板について正しいのはどれか。
- 外縁は内縁より薄い。
- 外側半月板は外側側副靱帯に付着しない。
- 大腿骨と膝蓋骨の適合性を高める。
- 内側半月板は外側半月板より小さい。
- 膝関節伸展時には後方に移動する。
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「72 膝関節半月板について正しいのはどれか。 」
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「Q72 膝関節半月…」の解答
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コメント解説
国試問題「第52回作業療法士国試【午後】問72 膝関節半月板について正しいのはどれか。」について、1件のコメント解説
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膝関節半月板は、半月板と一括りにせずに、①内側・外側で共通する構造・機能と②異なる構造・機能を整理して覚えましょう。
選択肢1、3、5は、①内側・外側で共通する構造・機能を理解する必要があります。
選択肢では、いずれも間違っており、
・外縁は内縁より厚い。
・大腿骨と脛骨の適合性を高める。
・膝関節伸展時には前方に、屈曲時には後方に移動する。
が正しいです。
選択肢2と4は、②異なる構造・機能について理解する必要があります。
内側半月板は内側側副靭帯と強く癒合し、膝冠状靱帯(半月脛骨靱帯)により脛骨に付着しています。
外側半月板と外側側副靭帯の間には膝窩筋腱が走行していて、外側半月板は外側側副靭帯とは癒合していません。また、膝冠状靱帯による脛骨の付着も内側半月板ほど強固ではありません。
さらに、内側半月板の方が大きいです。
これらの構造的差異により、外側半月板の方が可動性があります。(内側で6mm程度、外側で12㎜程度の前後移動)
半月板損傷に関する記事【詳細ページ】も合わせてご確認いただくと理解が深まります。