Q104 出生後時間。児のバイタルサインを確認したところ、直腸温37.5度、呼吸数75/分、心拍数160/分、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)87%であった。心雑音はなし。鼻翼呼吸および呻吟がみられた。四肢末端にチアノーゼあり。この児の状態で考えられるのはどれか。
前提文
在胎38週日、骨盤位のため予定帝王切開術で出生した男児。看護師はインファントラジアントウォーマー下で児の全身を観察した。羊水混濁はなかった。
身体所見
身長49.0cm、体重2,900g、頭囲33.0cm、胸囲32.0cm。直腸温37.8度、呼吸数55/分、心拍数150/分。大泉門は平坦、骨重積なし、産瘤なし、
頭血腫なし。胎脂は腋窩にあり。筋緊張は強く、四肢は屈曲位。皮膚は厚い。うぶ毛は背中の1/2にあり。耳介は硬い。精巣は両側ともに完全に下降。外表奇形はなし。
検査所見
Apgar(アプガー)スコアは分後点、分後10点。臍帯動脈血pH7.30。
- 胎便吸引症候群(MAS)
- 呼吸窮迫症候群(RDS)
- 心室中隔欠損症(VSD)
- 新生児一過性多呼吸(TTN)
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