Q45 Aさん(56 歳、男性)は、化学療法後の血液検査にて好中球数 300/mm3であった。Aさんの状態で正しいのはどれか。
- 入浴を控える必要がある。
- 日和見感染症のリスクが高い。
- 口腔ケアには歯間ブラシを用いる必要がある。
- 化学療法の開始前と比べリンパ球数は増加している。
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「45 Aさん(56 歳、男性)は、化学療法後の血液検査にて好中球数 300/mm3であった。Aさんの状態で正しいのはどれか。 」
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コメント解説
国試問題「第107回看護師国試【午前】問45 Aさん(56 歳、男性)は、化学療法後の血液検査にて好中球数 300/mm3であった。Aさんの状態で正しいのはどれか。」について、1件のコメント解説
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化学療法は、主に抗がん剤を内服や点滴によって全身に投与する治療法です。
がん細胞を破壊したり、合成や分裂を抑える目的で用いられますが、活発に増殖する細胞に対して作用を及ぼすため、薬物有害反応(副作用)が出現します。
化学療法による副作用の影響は個人差はありますが、
血液細胞が減って貧血
口や胃腸の粘膜のただれ、口内炎
抜け毛、脱毛
日和見感染(感染しやすくなる)
などの症状が現れます。
化学療法(特に抗がん薬)の影響を受けやすい細胞の一つが骨髄中の造血細胞です。
骨髄は、好中球を含む血球成分を作り出す造血機能を持ちますが、抗がん薬によってその働きが抑えられます。
好中球は細菌の貧食、殺菌に働きますが、化学療法により好中球が減少します。
この副作用は、投与から1〜2週間がピークとされ、この期間は特に注意が必要となります。
好中球数 1000/mm3を下回ると感染リスクあり、好中球数 500/mm3を下回ると日和見感染のリスクがあると判断できます。