Q13 関節や神経叢の周辺に限局して起こる感覚障害の原因はどれか。
- 脊髄障害
- 物理的圧迫
- 脳血管障害
- 糖尿病の合併症(diabetes mellitus)
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「13 関節や神経叢の周辺に限局して起こる感覚障害の原因はどれか。 」
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「Q13 関節や神経…」の解答
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コメント解説
国試問題「第107回看護師国試【午前】問13 関節や神経叢の周辺に限局して起こる感覚障害の原因はどれか。」について、1件のコメント解説
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問題の意味が少し分かりにくいので、まずは問題を解く前の前提知識からコメント解説を加えます。
関節や神経叢の周辺で、何らかの原因により神経障害(ニューロパチー)が出現したとします。
ニューロパチーは、
・多数の末梢神経が系統的に侵されるものを「ポリニューロパチー」
・単一の末梢神経が侵されるものを「モノニューロパチー)」
というように区別します。
ポリニューロパチーは遺伝、感染症、アレルギー、中毒、代謝異常などの全身的な原因によって起こります。
モノニューロパチーは局所の炎症、外傷、虚血、圧迫などによって起こります。
これを踏まえた上で、問題の解説に入ります。
問題文にあるように限局性の感覚障害を起こす場合は、「モノニューロパチー」の可能性が高く、原因は対応する神経の損傷が考えられます。
先に解説したモノニューロパチーの特徴を考慮すると、「局所の炎症、外傷、虚血、圧迫などによって起こる」と考えられるので、正解は選択肢2「物理的圧迫」となります。
脊髄障害や脳血管障害では、モノニューロパチーは起こりません。また、糖尿病の合併症として起こる神経障害はポリニューロパチーです。