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第108回 医師国家試験【H問題】(国試過去問)

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H024 32歳の男性。建築現場で作業中に約10m転落し、搬入された。来院時、ネックカラーを装着されバックボード上に全脊椎固定されており、意識レベルはJCSⅠ-3で右殿部の痛みがあるという。 身長178cm、体重70kg。体温36.4℃。脈拍112/分、整。血圧90/50mmHg。呼吸数24/分。SpO2100%(リザーバー付マスク10l/分酸素投与下)。気道は開通しており呼吸困難はない。皮膚は蒼白で冷汗を伴い、橈骨動脈の拍動は弱い。明らかな外出血はなく、右下肢は変形は明らかでないが左と比較すると短縮がある。顔面、頸部および胸部に異常を認めない。超音波検査で心囊、両側の胸腔および腹腔に液体貯留を認めない。胸部エックス線写真に異常を認めない。 次に行うべき単純エックス線撮影の部位はどれか。


  1. 頭部
  2. 頸椎
  3. 腹部
  4. 骨盤
  5. 右足趾

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D

▶︎ 国試過去問の解答&解説

H023 3歳の男児。嗄声と喘鳴とを主訴に母親に連れられて来院した。2日前から発熱、鼻汁および嗄声が出現し、本日夕方から吸気性喘鳴と犬吠様咳嗽を認めたため小児科を受診し、その後耳鼻咽喉科を紹介された。陥没呼吸やチアノーゼは認めない。SpO298%(roomair)。まず行うべき検査はどれか。


  1. 頸部CT
  2. 後鼻鏡検査
  3. 頸部超音波検査
  4. 喉頭内視鏡検査
  5. 副鼻腔エックス線撮影

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D

▶︎ 国試過去問の解答&解説

H038 この患者に認められる可能性のある身体所見はどれか。


  1. 扁桃の白苔
  2. 下肢静脈瘤
  3. Kernig徴候
  4. 血圧の左右差
  5. 指先の有痛性紅斑

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E

▶︎ 国試過去問の解答&解説

H022 75歳の女性。やせが目立ってきたことを主訴に来院した。30年前から高血圧症に対して、15年前から骨粗鬆症に対してそれぞれ治療中である。10年前に脳梗塞を発症し寝たきりとなった。 自宅で家族が介護してきたが、四肢関節の拘縮が徐々に進行し、最近は体位変換も困難である。半年前から経口摂取が不良となり、やせが目立ってきた。身長140cm、体重31kg。皮膚は乾燥している。仙骨部の写真を示す。 この患者で仙骨部の病変のリスクファクターとなっているのはどれか。


  1. 女性
  2. 低身長
  3. 低栄養
  4. 高血圧
  5. 皮膚の乾燥

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C

▶︎ 国試過去問の解答&解説

H037 診断に有用な検査はどれか。


  1. 便培養
  2. 血液培養
  3. 抗核抗体測定
  4. 胸部エックス線再検
  5. 上部消化管内視鏡検査

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B

▶︎ 国試過去問の解答&解説

H021 50歳の男性。上行結腸癌のため入院し、右半結腸切除術当日である。不整脈の既往はない。術中経過は特に問題なかった。術後、患者は回復室に入室し、6時間を経過したところで痛みは我慢できる程度であるという。 心電図モニターの画面上、心拍数は110/分、整で、SpO2100%(マスク3l/分酸素投与下)である。心拍数の記録を確認したところ、回復室に入室後は80台/分で経過していたが、30分前から次第に増加し現在の値に達している。 現時点での対応として適切なのはどれか。


  1. 血圧記録の確認
  2. 早期離床の推奨
  3. 細胞外液の急速投与
  4. カルシウム拮抗薬の投与
  5. 自動体外式除細動器〈AED〉の装着

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A

▶︎ 国試過去問の解答&解説

H036 この患者の血液検査所見として最も考えられるのはどれか。


  1. ALP高値
  2. 尿酸高値
  3. 白血球減少
  4. プロトロンビン時間短縮
  5. 間接型優位のビリルビン高値

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A

▶︎ 国試過去問の解答&解説

H020 成人男性の交通事故で救急患者受入の要請があった。事故現場到着時点での血圧は触診で80mmHgとのことである。救急外来で血管確保のために準備しておくべき留置針の太さ(G)で適切なのはどれか。


  1. 14G
  2. 18G
  3. 24G
  4. 30G
  5. 34G

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B

▶︎ 国試過去問の解答&解説

H035 この患者の身体所見として最も考えられるのはどれか。


  1. 腸雑音の減弱
  2. 腹壁の皮下出血
  3. 肺肝境界の消失
  4. 左肋骨脊柱角の叩打痛
  5. 深吸気時の右季肋部圧痛

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E

▶︎ 国試過去問の解答&解説

H019 高血圧と糖尿病で通院中の75歳男性に対する熱中症の説明として適切なのはどれか。


  1. 「外出時に注意すれば大丈夫です」
  2. 「ひどく汗をかくのが典型的です」
  3. 「頭痛や悪心は自覚症状としてはまれです」
  4. 「口渇感がなくても水分の補給が必要です」
  5. 「スポーツドリンクを大量に補給すれば予防できます」

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D

▶︎ 国試過去問の解答&解説

H034 現症:意識は清明。身長158cm、体重52kg。体温36.3℃。脈拍76/分、整。血圧118/72mmHg。神経学的所見に異常を認めない。現時点で最も考えられるのはどれか。


  1. 片頭痛
  2. 群発頭痛
  3. 緊張型頭痛
  4. 三叉神経痛
  5. 側頭動脈炎

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C

▶︎ 国試過去問の解答&解説

H033 身体診察を開始しようとした時に、患者が「今日、頭のCTを撮ってもらえませんか」と希望してきた。現時点の医師の返答として最も適切なのはどれか。


  1. 「まだ診察の途中ですよ」
  2. 「人間ドックで相談してください」
  3. 「予約制なので今日はできません」
  4. 「頭のCTを撮ってほしいのですね」
  5. 「あなたの状態ではCTを撮る必要はありません」

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D

▶︎ 国試過去問の解答&解説

H032 この疾患の治療として適切なのはどれか。


  1. 抗凝固療法
  2. 利尿薬投与
  3. 股関節離断術
  4. 経皮血管形成術
  5. リンパ管静脈吻合術

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A

▶︎ 国試過去問の解答&解説

H031 この患者で最も考えられる疾患についての諸検査の検査特性を表に示す。検査特性と侵襲を考慮した場合、確定診断のためにまず選択すべき検査はどれか。


感度 特異度
Dダイマー測定 89% 55%
空気容積脈波検査 85% 91%
下肢静脈造影MRA 91% 93%
血小板シンチグラフィ 73% 68%
下肢静脈圧迫超音波検査 91% 98%

 

  1. Dダイマー測定
  2. 空気容積脈波検査
  3. 下肢静脈造影MRA
  4. 血小板シンチグラフィ
  5. 下肢静脈圧迫超音波検査

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E

▶︎ 国試過去問の解答&解説

H030 50歳の女性。不眠を主訴に来院した。寝床に入っても何時間たっても眠れないのがつらいと訴える。一方、ソファでテレビを見ているとウトウトすることがある。睡眠がとれた翌日は気分もよく趣味を楽しむことができる。この患者への指導として適切なのはどれか。


  1. 「昼寝をしてください」
  2. 「寝床で本を読んでください」
  3. 「起床時間を遅くしてください」
  4. 「早めに寝床に入ってください」
  5. 「眠れない時は寝床から出てください」

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E

▶︎ 国試過去問の解答&解説

H029 70歳の男性。腹膜炎の手術後で入院中である。2週前にS状結腸憩室の穿孔による急性汎発性腹膜炎にて緊急手術を施行された。手術術式はS状結腸切除術・人工肛門造設術であった。 術後の経過は良好で、術後7日目に流動食を開始し、術後8日目にはドレーンの排液の性状に問題がなかったためドレーンは抜去した。現在は中心静脈栄養を併用しながら5分粥食を全量摂取している。術後4日目以降発熱を認めなかったが、昨夜急に悪寒戦慄を伴う39℃の発熱があった。他に症状はなく食欲も保たれている。 対応として適切なのはどれか。


  1. 絶飲食
  2. 便培養検査
  3. 緊急開腹手術
  4. ドレーン再挿入
  5. 中心静脈カテーテル抜去

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E

▶︎ 国試過去問の解答&解説

H028 45歳の女性。脳出血後のリハビリテーションのため入院中である。脳出血にて2週間入院し、2か月前に回復期リハビリテーション病棟に転院した。 脳出血の発症前には、共働きで会社勤めの夫と持ち家に2人暮らしであった。右片麻痺と言語障害とを認める。会話の理解は良好で、状況判断も適切であるが、発話は困難である。T字杖と短下肢装具とを用いた平地歩行が可能であり、階段昇降と入浴には介助を要する。自宅内に段差が多く、トイレは和式である。 退院に向けたカンファレンスで検討すべきなのはどれか。


  1. 家屋改造
  2. 職業訓練
  3. 外出制限
  4. 夫の会社退職
  5. 電動車椅子の準備

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A

▶︎ 国試過去問の解答&解説

H027 66歳の男性。胸部違和感を主訴に来院した。1週前から持続性の前胸部の違和感を感じるようになった。自宅近くの診療所を受診し胸部エックス線写真で異常を指摘されたため紹介されて受診した。 身長170cm、体重65kg。脈拍68/分、整。血圧130/72mmHg。呼吸数18/分。SpO296%(roomair)。心音と呼吸音とに異常を認めない。既往歴に特記すべきことはない。喫煙は20本/日を45年間。 初診時の胸部エックス線写真と胸部造影CTを示す。出現しやすい症候はどれか。


  1. 嗄声
  2. 縮瞳
  3. 脱力感
  4. 上腕のしびれ
  5. 顔面と上肢の浮腫

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E

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