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「 Dr.カール先生の記事 」 一覧

第52回理学療法士国試【午後】


9 60歳の男性。右利き。脳梗塞を発症し、回復期リハビリテーション病棟に入院中である。食事時に右手でスプーンの柄を握りこんでしまい、うまくスプーン操作ができず、介助が必要になることが多いが、少しずつ食事動作が円滑にできる場面 が増えてきている。頭部MRIを示す。この食事動作の病態として考えられるのはどれか。


  1. 観念失行
  2. 視覚性失認
  3. 運動維持困難
  4. 右上肢運動麻痺
  5. 右上肢深部覚障害

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第52回理学療法士国試【午後】


10 10歳の男児。Duchenne型筋ジストロフィー。独歩不可能で、屋外は車椅子で、 室内では四つ這い移動が可能。上肢に拘縮はなく、座位で上肢の使用が可能である。この時期に優先して行うべき評価はどれか。


  1. 知能検査
  2. 深部腱反射
  3. 神経伝導速度
  4. 呼吸機能検査
  5. 前腕回内外試験

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4

第52回理学療法士国試【午後】


11 Down症候群で乳児期前半にみられる特徴的な姿勢はどれか。



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第52回理学療法士国試【午後】


12 58歳の男性。歩行時のふらつきを訴えて受診した。歩隔はやや広いが左右方向は安定しており、前後方向への振り子様の歩容がみられる。検査結果を表に示す。協調運動改善のための理学療法として適切なのはどれか。


注視方向性眼振 あり
構音障害 あり
鼻指鼻試験 測定異常あり
関節位置覚障害 なし
Romberg徴候 なし

 

  1. 自転車エルゴメーターによるペダリング運動
  2. rhythmic stabilization
  3. 下肢筋群の持続的伸張
  4. Frenkel体操
  5. Epley法

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2

第52回理学療法士国試【午後】


13 65 歳の男性。被殻出血による右片麻痺。発症後2か月。意識レベル、認知機能および左下肢の機能に問題はない。右足関節の位置覚障害がみられる。起居動作は自立し、座位は安定している。現在、平行棒内での歩行練習中である。歩行中、右下肢の振り出しは可能であるが、踵接地がみられず、右下肢立脚中期に膝折れを認める。Brunnstrom法ステージ右下肢Ⅲ、右下三頭筋のMASは2である。


歩行に用いる最も適切な装具はどれか。


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第52回理学療法士国試【午後】


14 75歳の男性。冠動脈バイパス術後。病棟での運動療法中に胸部不快感を生じた。そのときのモニター心電図を図に示す。この患者にみられるのはどれか。


  1. 心房細動
  2. 洞性徐脈
  3. WPW症候群
  4. 心室性期外収縮
  5. Ⅱ度房室ブロック

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1

第52回理学療法士国試【午後】


15 70 歳の男性。脳梗塞による左片麻痺。線分抹消検査では紙面の左下方の線分抹消が行えず、車椅子駆動時には左側を壁にぶつけることがあった。


理学療法として適切なのはどれか。

  1. 右側から聴覚刺激を与える。
  2. 右後頸部筋へ振動刺激を行う。
  3. 頭部は正面を向いたまま体幹を右に回旋させる。
  4. 手がかりを与えながら左側にある視覚標的を右へ移動させる。
  5. 視野が右へ偏位するプリズム付眼鏡をかけてリーチ動作を行わせる。

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第52回理学療法士国試【午後】


16 20歳の女性。1か月前に転倒し、疼痛は軽減したが膝関節の不安定感があり来院した。実施した検査を図に示す。矢印は力を加えた方向を示す。 この検査で陽性となったとき、損傷されたのはどれか。


  1. 外側側副靱帯
  2. 後十字靱帯
  3. 前十字靱帯
  4. 腸脛靱帯
  5. 内側側副靱帯

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2

第52回理学療法士国試【午後】


17 20歳の女性。1か月前に転倒し、疼痛は軽減したが膝関節の不安定感があり来院した。他に損傷がなかった場合、優先すべき治療はどれか。


  1. 安静固定
  2. 水中歩行練習
  3. 大腿四頭筋の強化
  4. 超音波療法
  5. ハムストリングスの強化

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3

第52回理学療法士国試【午後】


18 53歳の女性。脳出血による右片麻痺で、発症後6週経過。Brunnstrom法ステー ジは上肢、手指、下肢ともにⅣ。両足をそろえた位置から理学療法士を両上肢で押しながら図のように左足を一歩前に出す運動を行っている。この目的として誤っているのはどれか。


  1. 歩幅の拡大
  2. 歩隔の拡大
  3. 右側の殿筋強化
  4. 右側の下腿三頭筋の強化
  5. 右側の上肢肩甲帯の安定化

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2

第52回理学療法士国試【午後】


19 42歳の男性。Guillain-Barré症候群。発症後3日目。四肢体幹の重度な麻痺と呼吸筋麻痺のため人工呼吸器管理の状態である。この時期に行う理学療法で適切なのはどれか。


  1. 体位排痰
  2. 痙縮の抑制
  3. 体幹の漸増抵抗運動
  4. 上下肢の高負荷の筋力増強運動
  5. 上下肢の過伸張を伴うストレッチ

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1

第52回理学療法士国試【午後】


20 多職種で構成される病院内のカンファレンスに出席する際に、先輩から「この会議は、チームビルディングは成熟していて活発な議論がなされるが、コンフリクトマネジメントに課題がある」と助言を受けた。このカンファレンスにおける対応として最も優先すべきなのはどれか。


  1. 自分の意見を積極的に述べる。
  2. 参加者と打ち解けられるようにする。
  3. 意見が衝突した際に注意深く対応する。
  4. 他者の意見を傾聴することを優先する。
  5. 他者の意見に異を唱えずに議論を進める。

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3

第52回理学療法士国試【午後】


21 医療機関における患者の個人情報の取扱いで誤っているのはどれか。


  1. 本人に開示する。
  2. 漏えい防止対策を行う。
  3. 正確かつ最新の内容に保つ。
  4. 利用目的をできる限り特定する。
  5. 医療機関の判断で利用目的を変更できる。

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第52回理学療法士国試【午後】


22 陽性尤度比の説明で正しいのはどれか。


  1. 検査的中率と同義である。
  2. 陰性尤度比を足すとになる。
  3. 「感度÷(1-特異度)」で計算できる。
  4. 値が小さいほど臨床導入の妥当性が高い。
  5. 実際の該当者のうち検査で陽性となる割合である。

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3

第52回理学療法士国試【午後】


23 立位で外乱による体の前方への傾きを足関節の運動で制御する際、外乱直後に最も活動する筋はどれか。


  1. 腓腹筋
  2. 大胸筋
  3. 腹直筋
  4. 前脛骨筋
  5. 大腿四頭筋

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1

第52回理学療法士国試【午後】


24 運動による疲労時に筋内で増えるのはどれか。2つ選べ。


  1. ATP
  2. 乳酸
  3. グリコーゲン
  4. 水素イオン(H+)
  5. クレアチンリン酸

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2と4


第52回理学療法士国試【午後】


25 SF-36で正しいのはどれか。


  1. 効用値を算出する。
  2. 4つの下位尺度がある。
  3. 疾患特異的尺度である。
  4. アウトカムの指標となる。
  5. 全般的に主観的満足感を評価する。

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4

第52回理学療法士国試【午後】


26 非圧痕性浮腫を生じる疾患はどれか。


  1. ネフローゼ症候群
  2. 甲状腺機能低下症
  3. 肝硬変
  4. 心不全
  5. 熱傷

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2

第52回理学療法士国試【午後】


27 関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)において、基本軸または移動軸が橈骨であるのはどれか。2つ選べ。


  1. 肩外旋
  2. 肩屈曲
  3. 肘伸展
  4. 手背屈
  5. 前腕回内

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3と4


第52回理学療法士国試【午後】


28 Danielsらの徒手筋力テストで、検査する筋の段階と測定肢位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。


  1. 腸腰筋の段階3 - 側臥位
  2. 中殿筋の段階1 - 腹臥位
  3. 大腿四頭筋の段階3 - 座位
  4. 前脛骨筋の段階4 - 立位
  5. 下腿三頭筋の段階2 - 背臥位

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3と5


第52回理学療法士国試【午後】


29 FIM について正しいのはどれか。2つ選べ。


  1. 運動項目の1つに排尿管理がある。
  2. 認知項目の1つに問題解決がある。
  3. 認知項目の完全自立は42点となる。
  4. 補装具を使用して動作が自立していれば完全自立とする。
  5. すべての評価項目が全介助の場合、評価点は0点となる。

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1と2


第52回理学療法士国試【午後】


30 骨盤帯付長下肢装具の適合判定で正しいのはどれか。


  1. 骨盤帯は側方では腸骨稜と上前腸骨棘の間に設置する。
  2. 下腿半月上縁は腓骨頭下端の直下である。
  3. 股継手軸は前額面で小転子より2cm上方を通る。
  4. 膝継手軸は矢状面で膝の前後径の1/2の点と後方1/3の点の中間点を通る。
  5. 足継手軸は前額面で内果中央を通る。

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4

第52回理学療法士国試【午後】


31 肘関節脱臼で多いのはどれか。


  1. 外側
  2. 後方
  3. 前方
  4. 内側
  5. 分散

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2

第52回理学療法士国試【午後】


32 腰椎椎間板ヘルニアで陽性となるテストはどれか。


  1. Apleyテスト
  2. Patrickテスト
  3. Thomasテスト
  4. McMurrayテスト
  5. 大腿神経伸張テスト

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5

第52回理学療法士国試【午後】


33 脳卒中発症後2週間以内に生じにくい合併症はどれか。


  1. 意識障害
  2. 消化管出血
  3. 肩手症候群
  4. 摂食嚥下障害
  5. 深部静脈血栓症

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