沖縄の若手理学療法士が悩むポイントは!?(整形外科編)

若手理学療法士に聞いた!臨床で悩むポイント!

今回沖縄の理学療法士(主に1年目~6年目まで)を対象に『みんなが臨床の中で何に悩んでいるのか』をアンケートさせて頂きました。

アンケートにご協力頂いた皆様本当にありがとうございました!!

 

アンケートを行った理由は、

若手理学療法士が”どこで悩む事が多いのか”具体的に把握するためです。

 

その結果をもとに、今後講師の方をお呼びしてその悩みに対して回答をいただく予定です。

 

今回のアンケートの結果から、
『意外と悩んでいる人が少ないな』と感じた部位や、
『やっぱり悩む人が多いね』と思った部位がありました。

では結果をご覧ください!

 

結果発表!

現在働いている場所
経験年数
臨床で悩むことが多い部位
このアンケートに回答して頂いた中で整形疾患に関わった事のあるセラピストは100%でした。

悩む部位ランキング
~具体的に悩んでいるポイント~

今回は上位3つに絞り発表していきます!!

 

腰部(39人が選択 選択率52.9%)
具体的に悩むポイント
・痛みの評価、介入
・慢性疼痛について
・体幹アプローチ
その他少数派
・情動面
・触診方法
・仙腸関節由来の症状について
・運動学習
足関節(41人が回答 選択率55.4%)
具体的に悩むポイント
・可動域制限
・解剖
・外反母趾、偏平足などの変形
・アライメント評価
・運動連鎖について
その他少数派
・インソール、テーピング
・痛み
・アスリートリハについて
肩関節(48人が選択 選択率64.9%)
具体的に悩むポイント
・痛みの評価
・拘縮による可動域制限に対する介入
・炎症期の対応方法として
その他少数派
・姿勢制御的観点の介入方法
・解剖
・協調性の獲得
・関節のアライメント評価について
このような結果になりました!!
皆さんが悩むポイントは同じでしたか?
それとも自分にはなかった悩みが記されていましたか?

まとめ

今回のアンケート結果から、肩・足・腰で約半数以上の方が悩んでいる事が分かりました。
関節の構造が複雑だったり、病態が複雑な事が多い部位で悩む事が多いのかなと印象を受けました。
そこで意外と興味深かったのは、具体的な悩みでピックアップした3つの部位でかなり特徴が分かれた事です。
具体的には、肩・腰に関しては『痛みについて』という悩みが多かったのに対し、足に関しては『可動域制限』の悩みが多く『痛み』という意見が少なかったことです。
これは仮説ですが、主訴となる痛みを判別するのに悩む『肩・腰』に対し、痛みの原因はわかるがアプローチで悩む『足』で分かれたのかなという印象です。
仮説ですので、また別の機会かコメントなどで具体的に聞いてみたいなと思います。
余談ですが、個人的に好きな部位が肩なのですが、具体的に悩むポイントを少し突っ込むとすれば、『末梢神経』というキーワードが出なかったのが気になりました。
腋窩神経・筋皮神経あとはQLSなども出てくるかと思っていたので、もっと深堀した質問が必要だったのかもしれません。
というわけで、今回のアンケートの結果でした!!
同じ所で悩んでいると感じた人も、こんな悩みがあるんだ。と新たに感じた人も少しでも勉強になればうれしいです。
さいごまで読んでいただきありがとうございました。

追記

実は第2弾を企画しています。
今回は、若手療法士向けにさせて頂きましたが、次は中堅~ベテランの方たちを対象に『後輩に指導する事が多いポイントは?』というアンケートを実施しています。
今回の自分達が悩むポイントと、指導している立場の方が教えることが多いポイントに違いがあるのか!
次のアンケート結果も楽しみです。
そして皆様アンケートにご協力よろしくお願いいたします!
 
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