小中高校で新たに学習指導要綱に盛り込まれた「がん教育」の“教育者“を育成する『沖縄がん教育サポートセンター』が26日発足された。
官民学連携して進められるこの取り組みは、がん患者当事者や医療職者が中心となって設立され、沖縄第一病院の理学療法士・徳元亮太氏が代表に就任した。
徳元代表は自身の体験を踏まえ、SNSで次のようにも訴えています。
日本人に2人に1人が「がん」に罹患する時代でありながらも、やはり「がん」を身近な病気としての認識はできていなのが現状です。
私も実際にはそうでした。がんと宣告された日のショックは未だに忘れられません。
しかし、がんでの闘病生活を通して「命の大切さ」、「家族・友人・仲間に支えられていること」、「周りへの感謝の気持ち」、「自分らしく生きること」など多くの事を再認識させられました。
この経験を少しでも、こども達へ伝えていきたいと思い活動しています。本人Facebookより
教科書内での「がん」の知識を得るのと、経験者の話を実際に聞くのでは全く異なると思います。
がん教育外部講師は、「がん」の知識の提供だけではなく、「命の大切さ」についてお話します。
「実際に病気に罹ったらどうなるのか」
「もし自分または家族がその立場になった時にどう対処すればいいのか」
「周りにそういう立場の方がいたらどのように接すればいいのか」
経験者が“伝える側“に立つからこそ、子どもたちに届くものがあるのではと強く感じました。
がん教育外部講師研修会の案内
お近くに、がん患者様、がん経験者の方がいましたら、ぜひ“伝える側“として、子どもたちの教育への協力を呼びかけて欲しいと思います。