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肉の食べすぎで、脂質の過剰摂取にはならないの!?実は食べても大丈夫です。

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以前の記事【「肉食で痩せる!」沖縄が生んだ食事療法MEC食を解説!】でMEC食について解説しましたが、やはり肉ばかりを食べるという食事法に疑問を感じる人が多いようです。
特に多い疑問が「肉の食べすぎで、脂質の過剰摂取にはならないの!?」です。
その答えとしては、「はい、大丈夫です!」となるのですが、これでは疑問や不安が解消される事はないと思うので、少し詳しく説明していきます。
 

肉を中心に食べるMEC食を簡単におさらい

「肉が中心」と言うと少し語弊がありますが、MECの頭文字、ミート、エッグ、チーズといったタンパク質、特に動物性タンパク質が多く含まれる食品を中心に摂る食事法です。
このMEC食を用いたダイエット(肉食ダイエット)の考え方では、基本的に炭水化物(糖質)の摂取については、「できるだけ抑えるように」という制限をかけていますが、脂質については一切制限をかけていません。
糖質をコントロールするポイントについては以下の記事で解説しているので合わせて読んでみて下さい。

 
冒頭でも挙げたように、MEC食を開始するにあたって「脂肪の摂りすぎ」に疑問を感じる人が多いようです。
「肉ばかりを食べると脂質過多になるのでは??」という事ですね。
 

「コレステロール値が高い=異常」という勘違い

MEC食による食事療法を開始した後に、たまたま健康診断などで血液検査を受けた結果、コレステロール値が高くなっている事を指摘されたというケースがあります。
このコレステロール値の上昇に過剰に反応してしまう人も多いですが、実は「コレステロール値が高い=問題(異常)」ではありません。
 
このコレステロール値の上昇は、実はこれまでの食生活と大きく関わっています。
もともと動物性の食品を避けた食生活をしていると、身体内でコレステロールを作ろうとするメカニズムが活性化します。
長期的に動物性の食品を避けていた人が、再び動物性の食品を摂るようになると、「身体内のコレステロール生成」と「外部からの摂取」により、一時的にコレステロール値が上がりやすくなってしまうわけです。
以下の記事でもコレステロール値について解説しているので、もっと詳しく知りたい方はご確認下さい。

 
難しい事は抜きにして、ここまでを簡単に整理すると、
「これまでお肉を避けてきた人が急に量を増やすと、一時的にコレステロール値が上がりやすい。しかし、コレステロール値が高い事は、イコール悪い事(問題)ではない。」
という事です。
 

【対策】それでも脂質が気になる人のMEC食

MEC食をいきなり導入すると、今まで正しいと思っていた事と大きくかけ離れているので、脂質の摂取に抵抗感を感じる人が多いのも事実です。
そういった人たちは、脂質少なめ(脂質を摂らないわけではなく)の部位を食べると良いと思います。

肉の種類 カロリー(kcal) たんぱく質(g) 脂質(g)
サーロイン 668 33.0 55.8
ヒレ 370 42.6 19.6
リブロース 818 28.2 74.2
ランプ 496 37.2 35.6
かたロース 636 32.4 52.8
モモ 418 39.0 26.6

ヒレ肉は、高タンパク質で、低脂質のお肉なのでおすすめです。
 

ウチナーンチュに大人気の豚肉の場合

豚ロース肉200gあたりのタンパク質量は約54gです。牛肉よりも高タンパク質食品と言えます。脂質については脂肪分の有無で変わってきます。

部位名称 200gのカロリー 200g中の脂質
豚ロース肉・脂身付き 526kcal 38.4g
豚ロース肉・皮下脂肪なし 404kcal 23.8g
豚ロース肉・赤肉 300kcal 11.2g
豚ロース肉・脂身 1480kcal 152.6g

豚ロース肉の脂身の部分のみは、他と比較してかなりの脂質を含み、高カロリーになっていますが、豚肉自体は、決して脂質が高いお肉ではありません。
 

【注意】実は、脂質が少ない事で起こる問題もあります。

脂質の過剰摂取を不安視している人は、脂身を摂りすぎないないように注意してさえいれば、あまり不安にならずにしっかりと豚肉を食べて良いんです。
よかれと思って「脂質を摂らない」という事を強い意識しすぎると、実は身体には悪影響です。

「コレステロール=低ければ低いほど良い」
不妊治療に取り組む、空の森クリニックの中島医師によると、不妊に悩んでいる患者さんの多くが、コレステロール値が低値を示し、コレステロール不足となっている人が多いそうです。コレステロールは、身体の細胞膜を作ったり、種々のホルモンを作り出すために必要な栄養素で、これが足りていないと、不妊にも影響してくるとの事でした。食事療法に取り組む他の医師も口を揃えて、「コレステロール値が高い事を問題にする必要はなく、実際に血管の狭窄が起こっているかをエコーでチェック(診察)すべきで、単純に値だけを見て判断すると間違った判断になる可能性が高い」と言います。

「肉食サミットVol.3 肉食で那覇市の医療費削減を」にて

脂質の摂りすぎを異常に恐れたり、コレステロール値のちょっとした上昇に反応する人は多いですが、それは問題ではなく、本当に気をつけるべき事は炭水化物です。
特に不妊で悩む女性で、ダイエットに取り組んで方の場合は、脂質が少なくなっていないか注意が必要です。
※現在、治療中の人は主治医に相談の上でMEC食を取り入れるかどうかの判断をして下さい。
 

タンパク質なら植物性を選べば良いのでは??

最後に、脂質を避ける傾向にある人が選びやすい選択肢として「植物性」ばかりを選ぶ人がいます。
お肉を避けて大豆食品ばかりを好む人達ですね。
タンパク質をしっかり摂れているつもりでも、それが植物性に偏りすぎているのなら、これも問題です。
タンパク質はいくつかの「アミノ酸」から構成されているのですが、体内で作ることができず、食べ物で摂取しないといけない「必須アミノ酸」と呼ばれるものがあります。
この必須アミノ酸の説明と合わせて、動物性タンパク質の重要性を説明していきす。
 

動物性タンパク質は必須アミノ酸が豊富!

タンパク質には以下の2種類が存在します。

  • 動物性タンパク質
  • 植物性タンパク質

これらの2つは、必須アミノ酸のバランスが異なります。
動物性タンパク質は、植物性のものと比べて、必須アミノ酸のバランスが良く(アミノ酸スコア100)、効率的に必要なアミノ酸が摂取できます。
タンパク質を構成する20種類のアミノ酸(必須アミノ酸は11種類)は、全種類が揃って初めて身体内で活用されます。タンパク質を多くとれてもアミノ酸のどれか1つでも0であれば、摂取後に身体で利用されるアミノ酸は0という事になります。
 
余ったアミノ酸はタンパク質合成には使われず、脂肪組織に置き換えられてしまいます。
必須アミノ酸は前述の通り、体で合成する事ができないので、食べ物から摂るしかありません。
このアミノ酸バランスが良いのが動物性タンパク質であり、牛肉・豚肉・鶏肉といった「お肉」なのです。
豆乳からタンパク質をとっているから、お肉をとらなくても大丈夫と思っている人は注意が必要です。
 

便秘の元になる食物繊維。。。

食物繊維は、腸の調子を整えると勘違いしている人は非常に多いですが、食物繊維は人間の体が消化できない物質です。
腸は消化しきれないので目詰まりを起こします。この目詰まりを解消しようと、腸が頑張るのですが、多くの量を継続的に摂取し続けると、腸は過剰な努力を強いられます。
食物繊維の過剰摂取によって胃腸に多くの負担を強いて、結果、便秘気味の状態になっている女性は、食習慣を見直す必要があります。
これは、若い女性にありがちな悪循環で、便秘を起こすから、お肉をさけて、サラダばかりを食べ、食事後には食物繊維サプリを服用します。
ご飯を食べる時は、健康的だと勘違いして、わざわざ雑穀米をチョイスします。
胃腸に負担をかけた結果便秘となり、便秘だからという事で、さらに偏って食習慣が続きます。

Dr.カール
便秘気味の女性は、動物性タンパク質が足りているか、自身の食事を見直してみて下さい!
 

肉の食べすぎで、脂質の過剰摂取にはならないの!?という疑問に対する答え

問題になるのは、脂質よりも炭水化物です。
もし、脂質が気になる場合は、脂質が少なめのお肉を摂って下さい。脂質を避けて、大豆食品などの植物性タンパク質ばかりに偏らない事も大切です。
脂質は、体に必要は栄養素の一つです。少なすぎる事の方が問題です。
これまで、お肉を避けてきた人が、MEC食を急に取り入れると、コレステロール値が急上昇する場合があります。これは問題のない事とされていますが、気になる方は主治医に相談するか、MEC食を実践している医療施設を受診して下さい。

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