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変形性足関節症の症状・原因・診断

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変形性足関節症とは?

足首に痛みや腫れが生じ、日常生活に支障が出てしまいます。
足首を使う動作で例えば、歩くことや階段の上り下り、正座、しゃがむ動作が困難になったりします。症状には個人差があり、医療機関に受診するころには症状が悪化した状態のことも少なくありません。

Dr.カール
ここでは、変形性足関節症の症状、原因、診断について説明していきます。
足首の痛みで悩む人は合わせてチェックして下さい。
 

変形性足関節症の症状

足首の関節は脛骨(けいこつ)、腓骨(ひこつ)、距骨(きょこつ)の骨が組み合わさってできる関節です。
その関節内の軟骨が磨り減ることによって、足首に痛みや腫れが生じます。症状の進行は個人差があり、軽い痛みが生じるだけで我慢する人も多くいます。
歩いている時に体重がかかることで痛みが生じたり、足首の動きが悪くなることで階段や坂道の登り下りや、正座も難しくなります。
徐々に変形していくため痛みが強くなり、日常生活に支障がでて歩くことも難しくなるほど我慢してしまう人も少なくありません。

変形性足関節症の原因と病態

原因不明の一次性と原因の明らかな二次性があります。
一次性は中高年の女性の人に多く、二次性は若年層から高齢者まで幅広く見られますが、変形性足関節症の患者数は他の変形性疾患に比べて多くはありません。
原因となりやすいのは、足首の怪我で捻挫や骨折した人です。怪我の影響で足首に変形が生じ、足首にかかる負担が大きくなってしまったり、捻挫の繰り返しで足首がゆるく、不安定な状態の人は特に発症することが多いです。
また、全身疾患で発症することもあり、例えば、関節内で出血が起きる血友病、自己免疫疾患で関節に変形が生じる関節リウマチ、尿酸が関節にたまって発症する痛風などで引き起こされてしまうこともあります。
関節内にばい菌が入ることで生じる化膿性関節炎でも一つの要因になります。足首に違和感や痛みが生じて、しばらく続く場合は早めに医療機関に受診することが重要です。
 

変形性足関節症の診断

病院やクリニックにて医師の問診、疼痛の検査、画像診断を行います。
疑われた場合はレントゲンで全体的な変形の状態を確認します。
さらに詳しい検査が必要になれば、CT検査やMRI検査も行われ、関節内の軟骨のすり減り具合や変形の程度、関節を補強している靭帯などの損傷なども調べていきます。
 

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