はじめに
最近、少数限定ですが転職相談を受け始めました。
地元への帰省や家庭の都合で拠点を沖縄へ移そうと考えている方々です。
やりとりをする中で1つ共通点がありました。
それは
『求人サイトには登録したけれど、なかなか転職活動が進んでいません』
というご意見です。
前向きな転職・キャリアアップのため、
現職での活動が忙しく頑張っている方こそ時間がなく転職活動が後手後手になってしまうようです。
そこで、今回は
求人サイトを見る前に
”自己分析”をする時間を作るべき!!
という内容です。
自己分析をするべき理由
1.選択肢は多い方がいい
2.基準を定める必要がある
1.選択肢は多い方がいい
当たり前のようですが、
選択肢が多いほどいい環境も見つかりやすいです。
求人サイトのみの情報では、
”求人はないけれど自分に合う組織”を知ることができませんし
タイミングによって大きく左右されてしまいます。
非常にいいツールですが、
その中だけを選択肢として考えてしまうと視野狭窄に陥ってしまいます。
臨床現場で、考えてみるとわかりやすいです
「歩くと膝が痛いです」という方に対して、すぐ臥位で膝のみを評価したりしませんよね。
実際の歩行動作(全体)を見て、その上で膝関節(局所)も評価していきますね。
もしかしたら、股関節や足関節など(局所以外)に原因があるかもしれません。
転職活動でも同じです
求人サイト(局所)だけでは見落としてしまう可能性が大きいです。
求人サイトには載っていない(局所以外)に最適の環境があるかもしれません。
2.基準を定める必要がある
求人サイトにしても、人からの紹介にしても、
自分自身がいいか悪いかの判断をするためにはある程度の基準が必要です。
何が好きか?嫌いか?得意か?不得意か?
働く上でどのような条件を重要視(価値観)しているのか?
何より、自己分析をすることでその後のさまざまな場面で活動することができます。
例えば、
・転職先を選ぶ際
・転職先の方と話す際(面接など)
・転職後の自身の活動、役割
基準がない状態だと、外部の情報(給料が高い、休みが多い)
に操作されて主体的な選択ができなくなってしまいます。
そんな状態では意味なく転職を繰り返す形になってしまいますね。
先程のように臨床で例えると
膝関節の伸展可動域を測定する際も
・正常の伸展可動域という基準
・測定時の基本軸と移動軸という基準
などを知った上で実施することで、良いか悪いかを判断することができます。
転職活動でも同じです
自己分析で基準を把握した上で採用条件をみたり実際に話を聞くことで自分にとって良いか悪いかを判断できます。
さいごに
今の環境で頑張っている人ほど忙しく時間がないかもしれません。
だからこそ、求人サイトを見る前に”自己分析”をする時間を作るべきと思います。
多くの選択肢から自分なりの基準を持ってより良いキャリアを構想していきましょ~!!
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おまけ
振り返ると高校や大学進学などでは、
地域などである程度選択肢が限られており、
偏差値で基準がわかりやすい仕組みになっているのだと感じました。
そりゃ就職活動や転職活動は考えることも多くて大変ですね~
はずかしながら今回色々な方から話を伺うまでは求人サイトをちゃんと見たことがありませんでした。
凄く適切に世の中の不を解消する job to offer のツールとして定着しているサービスなんだと感じました。
でもせっかくなので、
子どもの頃の宝探しのように、
非効率で大変だけど見つけるまでの期間も含めて
楽しめて意味があったように感じる転職活動だった!!!
と思えるような関わりができるといいな~と思っています。
個人的な相談はなくても、この機会に繋がれたら嬉しいです‼️
【転職Magazine】
〈前提知識〉
WEEK1: ~そもそも、キャリアってどう決める?~WEEK2:キャリアの3パターン~自分のこと知ってますか?~
〈自己分析〉
WEEK3:”辞めたい"の深層心理~はたらく目的~WEEK4:転職が”上手くいかない”ワケ ~たった1つの落とし穴~
WEEK5:理想の環境を”見つける”方法WEEK6:あなたの人生を可視化する~チャートでみる”自分史”~
WEEK7:いつもと違う視点で自分を見る方法〈外部分析〉
WEEK8:あなたに合った環境を”見つける方法”WEEK9:あなたに合った環境の”選び方”
〈実践〉
WEEK10:最後に決めるのは自分~想像と違う症候群から脱却~