前回のイス倒しストレッチは多くの方に実践して頂き、たくさんの方にご好評頂きました。
中には私と同様に、ウエストが3㎝減った、体重が2㎏減った、苦しかったズボンがぶかぶかになったと、肩こりや腰痛以外の効果も伺うことができ、大変嬉しく思っております。
さて、今回はイス倒しストレッチに慣れた方、腰痛をより緩和していきたい方にオススメの方法をご紹介します。
まずはコチラをご覧下さい⬇︎⬇︎
立ったまま腰痛・肩こりストレッチ
基本的には、
「立ったままで、身体を後ろに反らせる」
という内容ですが、今回はより安全に、より効果的に、行うことができるよう、5つのパターンに分けております。
手の位置を変えるだけで、あなたに合った方法がわかってきますよ!
一緒に試しながら、比べてみてください。
まず1つ目、
お尻のへっこんだ所に手をあてるパターン
次に2つ目、
尾てい骨の上の仙骨(せんこつ)という骨にあてるパターン
そして3つ目に、
手を後ろで組んで行うパターン
4つ目は、
頭の後ろで手を組んで行うパターン
最後に5つ目、
頭の上に手をのせて行うパターン
いかがでしょうか?
みなさん、やりやすいパターンが違ってきます。
これが姿勢や動きの癖による個性です。
5つのうち、どれが効果的というよりは、あなたが一番やりやすいパターンを選んで、セルフストレッチに活かしてほしいと思います。
なぜ、身体を反らせると肩こりや腰痛に効果的なのか?
なぜ、体を反ると肩こり・腰痛に効果的なのでしょうか。
理由は、前回のイスストレッチで紹介したように、大人になり運動習慣がない方は、のど、胸、お腹、股関節の前、身体の前側が特に硬くなりやすく、姿勢を保つために、カラダの後面の首、肩、背中、腰に負担がかかり、肩こりや腰痛として出てくるのです。
その理由がわかると、いくら肩こりや腰の痛い部分をマッサージしても、効果は一時的で、根本的に良くならないということがわかってきます。
整形外科の先生には非常に怒られますが、慢性的な痛みに対する解決策の第一選択肢は運動と教育(痛みに対する誤解を解く、など)と言われ、お薬はその後でも十分とされています。
また、マッサージなども効果がないとは言いませんが、運動や痛み教育に比べると、効果としては随分劣るようです。
なので、あなたに合った簡単で効果的な運動を知り、継続的に行っていくとで、肩こりや腰痛を改善させていきましょう!
次回は、腰痛対策シリーズで「広背筋ストレッチ」を紹介いたします。ご期待下さい!
ライター / 小西貴(医療法人 快生会 理学療法士)
編 集 / Medimarl