「求人マガジン アグレ」を発行している株式会社求人おきなわは、沖縄県内の16校、3037名を対象に将来の仕事に対する興味や情報入手に関するアンケートを実施した。
沖縄の高校生が興味のある産業
調査した高校生が、最も興味を持った産業は、医療・福祉介護産業で、全体の21.9%(全3,037名中、664名)でした。県内でも特に求人募集の増加が著しい医療福祉分野への興味が最も高い結果となりました。
次に興味を持っている高校生が多かったのが、「観光産業 19.8%(601名)」、「情報産業 11.9%(360名)」と続き、県内主要産業と言われる産業が上位を占める結果となりました。
調査の結果、今の高校生が興味がある分野は「医療・福祉分野」であることが明らかになっています。
5人に1人は医療・福祉分野への関心があるということは、医療現場で働く私たち医療人にとっても嬉しい結果です。
さらに、今後の沖縄の医療を担うであろう未来の人材が豊富であることは、沖縄県民の安心・安全な未来にとっても明るい材料であると感じています。
・自分が困った時に助けてもらったから
・大変な仕事だけど、命に関する仕事だから、やりがいを感じられるから
・給料が高いから
・人と関わったり、サポートする事に興味があるから
・大変かもしれないけど人が足りていないから
・研究したいことがあるから
・すごくかっこいいから
求人難である今の時代において、常に求人が伸び続けている医療福祉分野は高校生からみても魅力的な分野であるということですね。
今後、加速する高齢化社会、人口減少問題(沖縄は人口減少化は緩やかだろうと言われていますが…)においても、沖縄社会を支えていく優秀な人材が育っていってほしいです。
将来や仕事についての情報入手先
「あなたは将来や仕事についての情報を、誰・どこから得ますか?」という質問に対し、もっとも多かった回答は、保護者の67.0%となり、高校生にとって保護者の影響力が大きいことが窺えます。続いて「インターネット 50.0%」、「学校の先生 35.6%」と続きます。
この結果は、やはり高校生という印象を受けました。
しかし、情報入手先は、保護者に次いで、約半数の高校生はインターネットを通じて情報を得ているとのこと。
インターネット社会の現代をそのまま現している結果とも言えます。
情報を提供する医療側も、しっかりとした情報発信を責任を持って行なっていく必要性を感じます。
これからを担う若者たちのためにも、そして沖縄県民のためにも、我々めでぃまーるも「しっかりとした正しい情報を届ける」ことを常に意識していきたいと思います。