健康&生活

【簡単解説】子供に「BMIって何?」と聞かれて答えられなかったママ・パパが読む記事。

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子供に「〇〇って何?」と急に聞かれて、しどろもどろになった事はありませんか。
ここでは、BMI(ビーエムアイ)という言葉を聞いた事はあるけど、いまいちピンのこない人や、
「びーえむあいって何?」という子供の質問に、説明できず困った経験があるママさん・パパさんの名誉を挽回するために、超簡単な説明方法をアドバイスします。
最近の子供は、YouTubeを見ながら色々な言葉を覚えるらしいので、ママ・パパも頑張らないといけません!
小さなお子さんがいらっしゃるママパパ必見のシリーズです。
 

Q.「BMIってなーに?」

「ズバリ、太り具合を表す数字だよ!」が最適解です。
 
専門的な知識としても理解しておきたい方のために少し詳しい説明もしていきます。
BMIについての、①定義や②計算方法、③肥満の判定基準、④BMIの用い方、の4点についてできるだけ分かりやすく解説していきます。
 

1.BMI(Body Mass Index)

BMIはBody Mass Index(ボディ・マス・インデックス)の略称です。
「ボディ・マス指数」「体格指数」などと呼ばれることもあります。
太っているか、やせているかといった肥満度を表す指標として用いられるBMIは、ベルギー人の数学者・天文学者であり統計学者のアドルフ・ケトレーによって、1835年に開発されました。
 

2.BMIの計算式(計算方法)

体重(kg)÷[身長(m)×身長(m)] 算出された数字を、以下の項目と照らし合わせて下さい。

BMIが18.5未満

BMIは標準よりも小さく、痩せている(痩せすぎ)と判定されます。

BMIが18.5~25未満

BMIは標準の範囲内(体重は標準でも体脂肪率の高い「隠れ肥満」の可能性もある事に注意は必要ですが、)と判定されます。

BMIが25以上

BMIは標準よりも高く、肥満であると判定されます。

身長165cmの人の体重が、60kgだった場合で計算してみます。
60(kg)÷[1.65(m)×1.65(m)] 身長の単位はメートルです。165cmではなく、1.65mで計算して下さい。
答えは、22.039となります。
 

3.日本肥満学会の肥満度判定基準(表)※標準、適正値

BMI 肥満度判定
18.5未満 低体重(やせ)
18.5~25未満 普通体重
25~30未満 肥満(1度)
30~35未満 肥満(2度)
35~40未満 肥満(3度)
40以上 肥満(4度)

出典:日本肥満学会

BMIが25を越えると肥満という判定になります。
先ほどの例では、「22.039」でした。これは、「普通体型」に該当します。
 

4.BMIを用いる場面

BMIは、世界共通の計算方法で国際的に用いられています。
特に、成人期以降には大きな身長の変化がないことから、身長の違いを考慮して体重管理が出来るBMI(Body Mass Index)が多く利用されます。
※ 子供場合の体型評価には適しません。
病院での健康診断の時にも利用され、診察時の説明の際にも使われる指数です。
「◯◯さんの、BMIは25なので、やや肥満になります。BMI22あたりを目指して、食生活の見直しを行いましょう」
というような形で担当医師や栄養士、看護師から説明を受ける事があります。
また、検査結果のデータに記載されている場合もあります。
 

ダイエットする人は、自分のBMIをチェックして下さい。

ダイエットを行う際は、ただ見た目だけの改善を目指すよりも、BMI指数の変化も確認しながら進めて下さい。
目標とするところは、適正体重とされる「BMI18.5~25未満」です。
 
すでに、適正体重に当てはまる場合は、痩せる事ではなくボディメイクの方が重要になります。
この状況で食事を下手に制限してしまうと、不健康な痩せにつながったり、摂食障害を起こす場合もあります。
 
適正体重にコントロールする事が健康的なダイエットであり、結果的にリバウンドしにくいダイエット方法です。
1kgでも、少しでも痩せたいと考えてしまう方がいたりしますが、ひたすら細くなろうとしてダイエットに取り組むのは、間違ったダイエット方法です。
必ずBMIをチェックしながらダイエットに取り組みましょう。
 

BMIのコントロールは食事が肝心

ある研究によると、BMI指数22が最も病気になりにくいとされています。
肥満度が高くなると、生活習慣病(糖尿病、高血圧、高脂血症)の確率が高くなるので、数値が高いママ・パパは、健康を考えて今から対策をうちましょう。
ちなみに、BMIを適正値に戻すために、もっとも重要な事は、「食事」です。
ただし、ただ食事量を減らすというのではなく、高タンパク質&炭水化物制限の食事を摂るように心がける事です。
日頃の食事を改善できれば、BMIが高い人は自ずと適正な数位に向かって減っていきます。
 
また、この食事法のメリットは、BMIが極端に低い痩せ型にはならない点です。しっかり食べる事で、必要な栄養は摂れているので、体重が減るような過度なダイエットに繋がる事はほぼありえません。
正しい食事法を実践できれば、無理な努力などせずとも、適正な体型(BMI18.5~25未満)を維持できるはずです。

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