健康&生活

「肉食で痩せる!」沖縄が生んだ食事療法MEC食で健康的にダイエット!

投稿日:


「肉を中心とした食事が、人を健康的にする!」という事を普及させるために開催された「肉食サミット」に参加してきたので、その報告と合わせて、「MEC食って何?」という人向けに、メック食について出来るだけ分かりやすく解説したいと思います。
このメック食をしっかりと理解できれば、食生活から健康的に、そして肥満で悩んでいる人はダイエット成功の糸口になるかもしれません。
健康長寿の沖縄を再建しましょう!

日時:2017年5月28日(日)13:00~16:00
場所:沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」
費用:入場無料(480名)
写真(6名が立って並んでいる写真):左から、今西康次医師(南部徳洲会病院小児科部長)、町田宏医師(まちだクリニック院長)、砂川信彦さん(一般社団法人 日本肉食裸足推進協会 代表理事)、渡辺信幸医師(こくらクリニック院長)、安谷屋徳章(ゆいゆい内科クリニック)、中島章医師(空の森クリニック)
 

メック食(MEC食)とは?

MEC食(メック食)は、肉(Meat)、卵(Egg)、チーズ(Cheese)の頭文字から名づけられました。
この3つの食品「肉」「卵「チーズ」」を食生活の中心にし、ひと口30回よく噛んで食べることで、1日に必要な栄養素を可能なかぎりコンプリートしようとする考え方によって成り立っています。
それをすることで、
◎4つの必須栄養素(タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル)を十分に摂取する
◎必須ではない栄養素(炭水化物≒糖質)をなるべく食べないようにする
という状況をつくり出します。

ちなみに、、、糖質が多い食事とは?
ご飯、パン、パスタ、うどんなどの炭水化物が多く含まれた主食と呼ばれるものに糖質が多く含まれています。また、フルーツ(果物)は体に良いと勘違いしている人も多いですが、かなり糖質たっぷりなので注意して下さい。

MECの特徴

MECの特徴として、特に重要となるのは以下の2点です。

  • 肉(Meat)、卵(Egg)、チーズ(Cheese)を中心に食べる事で、4つの必須栄養素(タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル)を十分に摂取する。炭水化物を摂りすぎない。
  • ひと口30回よく噛んで食べる。

 

考案者は渡辺信幸医師

沖縄県那覇市にある「こくらクリニック」の渡辺信幸医師です。離島での医療に長く携わった経験から予防医療を重視しており、その具体策として食事療法を取り入れるようになりました。
 

こくらクリニック

MEC食でお馴染みのこくらクリニック
こくらクリニック:https://www.nantoku.org/facility/kokura.php
 

MEC食と、糖質制限ダイエットとの違い

糖質制限が引き算(制限)の考え方に対して、MEC食は足し算の考え方と言われたりします。
糖質過多は確実に身体に脂肪をつけ、様々な病気を引き起こす原因となるので、糖質制限ダイエットも、MEC食ダイエットも糖質を控えましょうという考え方は一緒です。
大きく違うのは、MEC食の場合は人間が必要な栄養素をほぼ網羅できる食品(肉・卵・チーズ)をメインに食べて、お腹を満たしてしまえば、あとは何を食べてもいい、という所が糖質制限との違いではないでしょうか。
「MEC食をベースにしっかりとした量を食べ」そして、「小腹が空いた時にはMEC食をつまむ」、その時に、「小さくカットした上で30回噛んでから飲み込む」これをやっていれば、栄養素は満たされてお腹が空く事がない為、結果的に糖質を食べなくなるのであって、糖質をひたすら制限しているわけではないのです。
ここが、糖質制限が引き算(制限・我慢)の考え方で、MEC食は足し算(栄養価の高い食品をしっかり食べる)の考え方と言われている重要なポイントです。糖質制限ダイエットは、我慢・我慢・我慢の連続です。栄養不足になりやすいので、空腹感がずっと続くし、筋肉は衰え、基礎代謝も落ちてしまい、痩せにくい身体に変貌していきます。
何となく似ているような気がするものの、単なる糖質制限ダイエットとは全く考え方が違うのです。
 

「ひたすら我慢」ダイエット

VS

「しっかり食べる」ダイエット

 
どちらも成果が出るならどちらが良いでしょうか?ひたすら我慢するタイプのダイエットは、一時的に成功したとしても、長続きするはずがありませんので、多くのリバウンダーを生み出してしまいます。
 

肉(タンパク質)中心のMEC食の効果

体のあらゆる細胞(血も筋肉も、更には髪、爪なども)はタンパク質からできています。この体に必須の栄養素であるタンパク質が足りていない人が非常に多いとされています。
MEC食を用いたダイエット法は、偏った食事(例えば、トマトダイエットと称してトマトしか食べないなど)によるダイエット法と違い、必須栄養素をきちんと摂取することができるので、健康的になって体力がつきます。
原因がよく分からない身体の不調が改善するケースもあるようです。
例えば、片頭痛・不眠・倦怠感など数々の不定愁訴や、生理不順が改善していったという事例が多数報告されています。また、健康的になり肌のツヤやハリが出てくるようになります。
他には、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状が改善したという事例も多く有ります。
逆に、これらの症状に悩まされている人は、偏った食事や、必要な栄養素(特にタンパク質)が足りていない事の危険信号だったと解釈する事もできます。
 

MEC食の特徴:「我慢」ではなく、満たされた結果「食べなくてもいい」

MEC食で推奨されている「肉」「たまご」「チーズを」中心に、お腹を空かせる事なく、しっかりと摂れていれば、
肥満の最大の原因物質であり、過剰に摂取すると脂肪細胞を肥大させてしまう糖質を結果的に控えることになり、減量(または痩身)も期待できます。
また、糖質を摂りすぎない食生活が血糖値を安定させるため、糖尿病をはじめとする生活習慣病の予防や改善にもつながります。
決して我慢するのではなく、体に必要な栄養が満たされた結果、間食したくなりにくくなり、「必要以上に食べなくてもいい」という状態になります。

  • 野菜中心のダイエットに取り組んでいる人
  • 一品目に頼るようなダイエット(トマトダイエット・ヨーグルトダイエットなど)をしている人
  • 酵素サプリ・食物繊維サプリで痩せると思って服用を続けてきた人
  • 食事を抑えて、かつ有酸素運動をすれば消費カロリーの方が増えて、痩せると思って頑張っている人

こんな方法で、ダイエットに取り組んでいると、体は「我慢」の連続です。
栄養は足りなくなり「飢餓状態=不健康な痩せ方」に陥ります。
 

「健康食」に関する大きな勘違いをしていませんか?

「雑穀米が身体に優しいし、果物は自然のものだから体に良い。できるだけ植物性のものを食べた方が良い。」
「肉を食べると太る。動物性の脂は体に良くない。胃腸に負担をかける。」
こういった勘違いを長年してきた人は、是非「医師考案の食事療法MEC食」をしっかりと学んでみて、実際に挑戦してみては如何でしょうか?
ただし、野菜中心ダイエットで、極端に肉の摂取を控えていた人は、コレステロール値の上昇に関する注意点があるので、必ず最後まで読んで下さい。
 

MEC食で食べる具体的な量について(目安)

1日に必要な必須栄養素を考慮して、
・肉200g
・卵3個
・チーズ120g
を食べることが基本となっています。
肉・卵・チーズで作られたメニューであれば何でもOKです。
脂肪分がついたお肉でもOKです。
加工食品でも問題ありません。
現在の食事は、「野菜はヘルシー」だとか、「野菜を多くとる事が健康的だ」というのが、一般的に理解されていますが、実は消化に悪く、栄養素も悪いのが野菜です。

「大きな勘違いしていませんか? 野菜は、肉よりも消化しにくいんです!!」
昨日食べた「ネギやニラ」などが、形が残ったままに便として出てきた事はありませんか?
逆に、便からお肉の塊が出てきた事はありますか?
植物は、硬い細胞壁で構成されているので、消化するには、胃腸にかなりの負担をかけます。動物は柔らかい細胞膜で構成されているので、野菜よりもステーキの方が消化に優しい食べ物なのです。

さらに野菜は栄養素の吸収率自体も悪いので非効率な食事になります。
重要な事は動物性のタンパク質と脂質をしっかり摂る事だとされています。
 

MEC食(メック食)による食事療法の解説まとめ

メック食の方法論自体は非常にシンプルで難しくありません。メック食を実践する事の難しさは、今までの常識が邪魔をする所です。
「植物性の食べ物は身体に良い」と思っていたものが、実はそうでなかった。
「脂身とか、肉中心の食事は身体に悪い」と思っていたものが、実はそうでなかった。
これを理解する事が難しく、中途半端な理解でやろうとすると、肉・卵・チーズを中心とした食事をとりながら常に不安がつきまといます。
もし、不安になり食を控えると、今度は空腹感に襲われて、ついつい炭水化物を多めに摂ってしまいます。
メック食ダイエットの難しさも同じ事が言えて、「こんなに食べてもいいものか。。。」と中途半端な食事量になり栄養不足となって、常に空腹感がある状態となり、いずれ失敗してしまいます。
 

MEC食の方法をおさらい

1、肉・卵・チーズを中心に、
2、しっかり30回噛んでから飲み込む。
たったこれだけです。
ただし、しっかりとメック食の重要性を理解していないと継続できないのが、メック食の難しさでもあります。
挑戦する方は、MEC食について詳しく解説している書籍が沢山あるので、一度目を通しておく事をおすすめします。
 

-健康&生活

Copyright© 転職めでぃまーる【保育士転職】 , 2024 All Rights Reserved.