ボディワークとして共に人気がある「ピラティス」と「ヨガ」はそもそも何が違うのでしょう?何となく同じように思っている方も少なくないと思います。
ピラティス自体も「西洋のヨガ」と揶揄されるくらい、似通っている部分も確かに多いです。逆に違う部分もあります。
その違いを知ることで、自分自身に合ったボディエクササイズがみつかることでしょう。
ピラティスとヨガについて
ヨガとは?
ヨガはヨーガとも言われ、インドで発症しました。現代のイメージでは健康法として普及していますが、元々はインドの思想体系に基づいた修行や治療の手段です。ですから、ヨガは健康法としてだけではなく、リラクゼーションやエクササイズとしても多くの効果が生まれるとされています。
ピラティスもヨガも、健康法であること、呼吸を重要視して自分自身に向き合えること、心と体を整えることなどは共通している部分です。
さて、では、何が違うのでしょうか?
ピラティスとヨガの違い
似ているような両者ですが、エクササイズの動き方、呼吸法、その効果にその違いがあります。
ピラティス | ヨガ | |
動き |
体を動かしながら、筋力強化や姿勢改善を図って整えていく。 |
静止ポーズが主体。呼吸を意識して、身体内面からの気づきを得る。 |
呼吸法 | 胸式呼吸。 鼻から吸って、口から吐く。 お腹が膨らまないように、肋骨を広げることを意識します。 |
腹式呼吸。 鼻から吸って、口から吐く。 口から吸って、口から吐く。 共にOK。 |
効果 | 体の深部にあるインナーマッスルを鍛えながら、筋肉をストレッチも加え、姿勢の歪みや、体のバランスを整えていきます。 | 体を柔軟にストレッチすることを重視しています。身体的な効果だけではなく、精神面への効果も期待できるのが特徴です。 |
姿勢の歪みや、姿勢改善、体調不良の改善を図りたい人は「ピラティス」、周囲に流されずに自分自身のコンディションを整えたい人は「ヨガ」という感じでしょうか。
ですが、まずは体験レッスンを受けて、専門家の話を聞いて、自分の体にあった整え方を知ることが何より重要かもしれません。