事件当時、千葉県北西部にある印西(いんざい)市の老人ホームに在籍していた71歳の准看護師が、同僚職員の飲み物に睡眠導入剤を混入し逮捕されました。
証拠となったのは、被害にあった30代の女性職員が、自身のスマートフォンで録画した動画でした。
そこには、ひとりの職員が手慣れた手つきで、白い液体を飲料に混入し、容器を振ってかき混ぜるという決定的瞬間が映っていたのです。
動画に映っていたひとりの職員が、准看護師の波田野(はたの)愛子容疑者(71)です。
職員に猛烈な眠気やめまいなどの原因不明の体調不良が続出したこの事件は、波田野愛子容疑者が飲み物に睡眠導入剤を混入していたのが原因でした。
5月15日に別の同僚女性(69)と迎えに来た夫(71)に睡眠導入剤入りのお茶を飲ませ、夫が乗用車を運転して帰宅する途中で、建築業の男性(56)が運転する車と事故を起こしたとして、波田野容疑者は、殺人未遂容疑で7月11日に再逮捕されています。