「がん・生活習慣病と遺伝子」
科学・医学の発展とともに、病気になる前の時点で「気をつけておくべき病気」が分かるようになりました。
これは、物凄く画期的な事です。
これまでは、早期発見とは言っても、病気になってはじめて気づいたり、他の理由で検査した際にたまたま異常値が出る事で気づくのが精一杯でした。
しかし、現代の医療では、「かかる可能性のある病気」を事前に知る事ができるわけです。
その背景にあるのが遺伝子研究の進歩です。
遺伝子を調べる事で、その人の体質や、将来どんな病気にかかりやすいのかを知る事ができます。
これまでの医療との考え方の大きな違いは、「予防」という観点です。
遺伝的リスクを知ることができれば、生活習慣を見直すことができます。つまり、早い段階から的確な予防を行うことができるのです。