「ロコモ」 一覧
ロコモとは、「ロコモティブシンドローム(和名:運動器症候群)」の略称です。
病名ではなく、運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態を言います。
もう少し分かりやすく言うと、運動不足や整形外科的な理由(痛みなど)により、足腰の筋力が弱まり、転びやすくなっている状態を言います。
原因の病気を治療する事が大切ですが、病気・痛みに伴って活動量が落ちると、余計に筋力は落ちるので、運動不足にならないよう気をつける事が大切です。
ここでは、安全に行えるロコモ対策として下肢の筋力強化を中心に紹介しています。
の自主トレ・基本メニュー3つ
ロコモを指摘されて場合は、すでに下肢や体幹の筋力が低下している状態です。
急激に運動を増やすと、逆効果になったり、筋力トレーニングによって転倒や怪我をする恐れもあります。
ここで紹介している方法は、転倒リストをできるだけ落とし 、安全に行えるものに限定していますが、最初は少ない回数から無理のない範囲で開始して下さい。
1.下肢全体の筋トレ(座位で行うスクワット)
やり方・手順
- 椅子に腰掛け、背筋を伸ばした姿勢から、上体前方に傾けていきます。
- 体重を足側に移動していきながら、お尻を5cm程浮かせます。
- 3秒キープして、ゆっくりと元の姿勢に戻します。
2.下肢全体の筋トレ2(片足立ち)
やり方・手順
- 椅子や壁で体を支えられる場所を準備します。
- 上げる方の反対側の手でバランスをとりながら、足を挙げます。
- グラグラしないように気をつけながら10秒キープして、ゆっくりと元の姿勢に戻ります。
3.ふくらはぎ(腓腹筋)の筋トレ
やり方・手順
- 片手で、椅子の背もたれ等を支えて、つま先立ちの準備をします。
- 反動をつけずに、ゆっくりとつま先立ちの姿勢になります。
- 2秒ほどキープして、ゆっくりと元の姿勢に戻します。