腰の痛み

馬尾神経の構造に関する解説(馬尾症候群)

更新日:

馬尾神経の構造に関する追加記事

先日、あの人気の解剖学テキスト「プロメテウス」が馬尾神経の構造を間違って記載している事を、ツイッターで呟きました。

下に添付したのが、その時のツイートです。↓
(はじめて見たという方は、まだリツイートをお待ちしております。みんなの力で次回の改訂版では修正させちゃいましょう。)

 

プロメテウスの間違いを発見!

多くの「リツイート&いいね」をもらったので、「せっかくだから、もっと良い画像をアップしたいな」と思い、パソコンのデータを隈なく探してみました。

 

ちなみに前回挙げた記事での画像がコレ↓

第4腰椎椎体高位の横断像です。硬膜内の神経根の束(馬尾)は頭側から尾側に向かって硬膜から分岐する順に従って外側から中央へ規則正しく位置しています。

 

もっと良い馬尾神経・脊髄神経の画像がありました。

「Th10/11レベル」

「L1/2レベル」

引用:最新整形外科学大系の【10.脊椎・脊髄】

このように、脊柱管内の神経系の構造は規則正しく配列されています。尾側に行くに従って、脊柱管内を占める馬尾神経は少なくなり、後方のみに存在するようになります。

その高位がL4椎体高位です。上記、二つの画像との繋がりをイメージすると、馬尾神経の配列が理解しやすいかと思います。


引用:最新整形外科学大系の【10.脊椎・脊髄】

 

 

なぜ、この構造を理解する必要性があるか?

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症といった脊柱管内の神経組織に圧迫・損傷を引き起こす疾患の「症状のメカニズム」を理解するために重要です。

もしランダムな並びであるなら、高位診断というものが難しくなります。MRIで占拠性病変を確認をしても、その占拠性病変が何を圧迫しているかがわからなくなってしまうからです。

 

では、もう一度プロメテウスを。。

イラストにある中心性のヘルニア(central herniation)は何を圧迫しているのでしょうか?

やっぱり、間違っていますよね。イラストがとても綺麗なぶん、余計に残念です。実は、この間違いは多くの解剖学書が犯しているミスです。他の解剖学書も含めて、馬尾神経の構造が忠実に再現されていないのは非常に残念です。

(医学書院のプロメテウス担当者にとどきますように。。。)

 

「馬尾神経の構造に関する追加記事」まとめ

「人気解剖学書プロメテウスの間違いを発見!」というツイート&個別記事の続編です。

馬尾神経や脊髄円錐部でのより詳しい解剖イラストが見つかったので、ここで紹介させて頂きました。

最後まで読んで頂き有難うございました。多くの教科書が間違った構造を記載しているので、この正しい解剖を知らないセラピストは多くいると思っています。今回の投稿で、この情報をより多くのセラピスト間で共有できると幸いです。ご協力頂ける方はSNSによる拡散を宜しくお願いします。

-腰の痛み















Copyright© めでぃまーる.net , 2017 AllRights Reserved.