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腰痛の問診の参考にもなる「腰部脊柱管狭窄の診断サポートツール」の紹介

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腰痛の問診の参考にもなる「腰部脊柱管狭窄の診断サポートツール」について

Dr.カール
脊柱管狭窄症は、高齢者の腰痛の主要な原因です。この脊柱管狭窄症の診断をサポートするための医師と患者さん用の質問票があって、これを利用する事で診断の制度を上げたり、患者さん自身での自己診断の正確性も上がるとされています。こういった知識は、コメディカルが問診を行う時の質問項目のヒントにもなるはずです。ここでは、脊柱管狭窄症の診断サポートツールについて、紺野先生の文献(日本腰痛学会雑誌Vol. 15 (2009) No. 1 P 32-38)を紹介するよ。
腰部脊柱管狭窄の診断サポートツール
紺野 慎一1)1) 福島県立医科大学医学部整形外科

公開日 2009/12/19 キーワード: 腰部脊柱管狭窄, 診断サポートツール, 臨床研究

 

腰部脊柱管狭窄の診断サポートツール

腰部脊柱管狭窄の診断のゴールドスタンダードは存在しない.腰部脊柱管狭窄は画像のみでは診断できない.そこで,腰部脊柱管狭窄の診断サポートツールが開発された.医師用と自記式の患者用質問票の2種類ある.両者とも高い感度と特異度を有している.これらの診断サポートツールを使用することにより,患者の自己診断が可能であり,プライマリケアにおいて腰部脊柱管狭窄の診断に役立つと考えられる.

本サポートツールのカットオフ値は13点であり,感度92.7%,特異度84.7%,陽性尤度比6.074,陰性尤度比0.087という高い精度を有している.

引用:腰部脊柱管狭窄の診断サポートツール(https://www.jstage.jst.go.jp/)

 

腰痛の随伴症状に関する問診

今回は、「療法士が腰痛の問診を行う際の参考になるのでは?」という想いから、脊柱管狭窄症の診断サポートツールの研究を行った文献を紹介しました。

この診断サポートツールの最大の利点は、質問紙に書き込む形で、患者さん自身で完結する事ができる点だと思います。

セラピストが直接関わらない質問紙での問診は、「セラピスト側の聞き方」によって回答内容が変動しない点です。

痛み症状の問診を行う際に、「セラピストに症状の辛さを理解してもらっていない」と患者が思っていると症状の説明は誇張されたり、実際の症状よりも感情的な表現に終始する場合が出てきてしまいます。

問診に慣れていないセラピストの場合でもこのような問題が起こる可能性が考えられます。

ただし、質問紙が完璧かを考えると、質問紙の方にも欠点はあります。答えを記入している時点で質問の意図を間違って理解していたとしても、その場でセラピストが対応する事ができない点を考慮する必要があります。

ここで紹介した患者さん用の質問紙にある問診項目は、脊柱管狭窄症を診断する際に重要と認められている質問項目なので、質問紙のデメリットを考慮し、問診の上述した危険性を考慮できれば、問診の質をあげることができると思います。

ここでは、「脊柱管狭窄症」の診断ツールですが、腰痛の原因となりやすい疾患それぞれに関する特異的な質問事項を把握できていると、療法士の問診レベルも高めることができると考えます。

 

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