沖縄の医療情報をもっと身近に「めでぃまーる」

めでぃまーる.net

22view

健康&生活 がん・生活習慣病と遺伝子

健康だからやるのが「がん検診」※対策型検診の意義について

更新日:

なぜ、健康なのに「がん検診」をやる必要があるの?

検診は、自覚症状が無い時点から行われます。がん検診についても、もちろん健康な人こそやる必要があります。

仮に、がんになっていたとしても、進行していない状態で発見することが出来ます。

がんの中には、早期発見、早期治療で治るものがあります。

症状が出てくる前の早い段階で発見できれば治療できるがんについては、とくに早期発見の重要度が高くなります。

もし、早期発見できていれば治っていたはずのがんも、症状を進行してから発見された場合では、すでに治療のタイミングを失ってしまう可能性があるからです。

 

がん検診による早期発見が特に重要な4つのがん

がん検診の目的は、単純に身体に隠れたがんを発見したいのではなく、早期発見さえすれば治療できるがんを見逃さない事にあります。

現在、早期発見し治療を行う事ができれば9割以上の方で治るとされているのが、以下の4つのがんです。

  • 胃がん
  • 大腸がん
  • 子宮頸がん
  • 乳がん

 

がん検診のメリット:がんになる前の病変を早期に発見できる事も

がんの早期はもちろんですが、がんになる前の前がん病変の状態で発見できる事もあります。

  • 子宮頸部異型上皮
  • 大腸腺腫(ポリープ)

子宮頸がんにおける異型上皮や、大腸がんにおける大腸腺腫(ポリープ)が「前がん病変」にあたります。

このような前がん病変は、治療により、「がん」になることを防ぐことができます。

ですので、「検診でがんが見つかると怖いから受けない」という考えではなく、「早い段階で見つける事ができれば、対策をうてるので、凄く運が良い事」と考えて、積極的にがん検診を受ける事が大切です。

 

市区町村で行われるがん検診の種類

市区町村が主体となって行われる対策型の「がん検診」には現在、5種類があります。

  1. 胃がん検診
  2. 大腸ガン検診
  3. 肺がん検診
  4. 乳がん検診
  5. 子宮頸がん検診

肺がんを除き、早期発見により9割以上の方が治るとされているがんです。

ちなみに、胃がん検診は50歳以上、大腸ガン・肺がん・乳がん検診は40歳以上、子宮頸がん検診は20歳以上が対象年齢です。

検診の頻度は、肺がん・大腸がん検診は年に1回行われ、胃がん・子宮頸がん・乳がん検診は2年に1回となっています。

 

対策型のがん検診とは?

対策型のがん検診は、早期発見・早期治療に取り組み、がん死亡率の減少を図る事を目的として実施される公共的な医療サービスです。

公的な予防対策として行われる検診であるため、検診費用は無料もしくは、少額の自己負担で受ける事ができるようになっています。

市区町村のほか、職域・医療保険者等の保健事業として行っているケースもあります。

 

もし、がん検診に行けない場合

がん検診については、どういった理由があろうとも行くべきとアドバイスします。

しかし、現実問題として、何らかの理由で行けない場合もあります。また、子宮頸がん検診を除き、40代以上・50代以上が対象となっています。

もし、検診対象年齢になる前に簡易的な検査を受けたいと考えた場合は、一つの代替手段としては、遺伝子検査などで、少なくとも遺伝性のリスクがないかを確認しておく事は可能です。

もし、検査にひっかるようであれば、自費とはなりますが病院での精密検査を検討する事もできます。

 

早期発見が重要となる以下のがんについてはもちろん、その他のがんの遺伝子リスクをチェックする事ができます。

  • 胃がん(噴門部胃がん)
  • 胃がん
  • 胃がん(びまん性胃がん、未分化型胃がん)
  • 乳がん
  • 子宮頸がん
  • 子宮体がん(子宮内膜がん)
  • 大腸がん

遺伝子検査によって分かる、その他のがんの遺伝子リスク項目についてはこちら

(準備中)

 

がんは早期発見できないから恐ろしい

がんは不治の病とされてきました。もちろん、治療が難しケースが多くあるのは事実です。

しかし、早期発見さえできれば、完治させる事ができるがんが増えているのも事実です。

「がん」は恐ろしい病気の一つではありますが、本当に恐ろしい理由は、かなり状態が悪くならないと気づけないという特徴によるものです。

体調の異変が長く続く事が気になって、外来を受診したら、すでにステージ4になっているという場合です。

がん検診で行われている対象のがんは、まさに早期発見できれば、過度に恐る必要のないものです。

必ず、がん検診を受けてください。そして、毎年定期的に(乳がんや子宮頸がんは2年に1度)、がん検診を続ける事が一番の予防につながります。

がん・生活習慣病と遺伝子

科学・医学の発展とともに、病気になる前の時点で「気をつけておくべき病気」が分かるようになりました。 これは、物凄く画期的な事です。 これまでは、早期発見とは言っても、病気になってはじめて気づいたり、他の理由で検査した際にたまたま異常値が出る事で気づくのが精一杯でした。 しかし、現代の医療では、「かかる可能性のある病気」を事前に知る事ができるわけです。 その背景にあるのが遺伝子研究の進歩です。 遺伝子を調べる事で、その人の体質や、将来どんな病気にかかりやすいのかを知る事ができます。 これまでの医療との考え方の大きな違いは、「予防」という観点です。 遺伝的リスクを知ることができれば、生活習慣を見直すことができます。つまり、早い段階から的確な予防を行うことができるのです。

がん・生活習慣病と遺伝子に関する記事一覧

シリーズ全記事を読破して、正しい健康知識を手に入れよう!








関連記事


【簡単解説】子供に「遺伝子って何?」と聞かれて答えられなかったママ・パパが読む記事。

健康&生活 がん・生活習慣病と遺伝子

子供に「〇〇って何?」と急に聞かれて、しどろもどろになった事はありませんか。 ここでは、遺伝子という言葉を聞いた事はあるけど、いまいちピンのこない人や、 「いで ...

肥満は、運動不足ではなく炭水化物の摂りすぎが原因です。

健康&生活

肥満の原因は「炭水化物」 そもそも炭水化物とは何だかご存知でしょうか? 炭水化物は、三大栄養素の一つであり、食品で言うと、ご飯や、パン、麺類にあたります。 炭水 ...

コレステロール値は低い方が良いというのは間違いです。お肉を食べても大丈夫!

健康&生活

コレステロールは低い方が良いのか? 結論から言うと、単純にコレステロールが低ければ良いというものではありません。もし値が上昇している場合でも、上昇した総コレステ ...


よく読まれている人気記事

筋トレ ダイエット

1

ダイエットの基本は、食事療法と代謝改善です。 この代謝改善というのが筋肉量をあげること、つまり「筋トレ」です。 ダイエットで挫折する人の多くは、偏った食事を行う ...

2

「肉を中心とした食事が、人を健康的にする!」という事を普及させるために開催された「肉食サミット」に参加してきたので、その報告と合わせて、「MEC食って何?」とい ...

飲み水と健康

3

梅雨があけると一気に夏日となり熱中症も増加 梅雨の時期にも熱中症にかかる人は多数いますので、梅雨の時期は安全という意味ではありませんが、梅雨が明けると一気に夏日 ...

初心者向け ヨガ

4

太陽礼拝(Sun Salutation:サン・サルテーション)は、感謝と太陽への祈りを行うダイナミックな連続動作です。 呼吸と連続した12のポーズをとることで、 ...

がん・生活習慣病と遺伝子

5

子供に「〇〇って何?」と急に聞かれて、しどろもどろになった事はありませんか。 ここでは、遺伝子という言葉を聞いた事はあるけど、いまいちピンのこない人や、 「いで ...

Copyright© めでぃまーる.net , 2019 All Rights Reserved.